打順のセオリーは正しいのか?

セイバーメトリクス入門〜アメリカ生まれの野球数理学

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打順のセオリーは正しいのか?

まず、打順のセオリーは、先人たちが長い間の試行錯誤の中で結果として、
導き出されたものなので、現実に対応していないということもないだろう、
という考え方が支配的です。

 

 

そもそも、打順というものが期待できる得点にどこまで関係するのか?
というと、純粋に再現して検証することはできないのですね。

 

 

机上の理論やシミュレーションすることは可能かもしれませんが、
他の条件を全く同一にできない中で、その検証に意味はあるのか?
という疑問が残ります。

 

 

相手の投手の調子や、打者の調子など、打順以外に影響する要因が、
大きいので、打順の組み方によってどこまで変化がでるのかは、
不明としかいいようがないのです。

 

そしてチームの選手構成によっても、最適な打線というものも変わってきます。

 

 

極端な例では、打線を固定せず、相手投手との相性によって毎回組みかえる、
という方法論も存在します。

 

これは2009年までロッテで指揮をとっていたバレンタイン氏が好んで使っていました。

 

 

ただ、彼も1995年に指揮をとったときは、1番、3番〜5番は、
ほぼ固定していましたし、2004年もベニー、福浦を固定していました。

 

2005年の優勝ではチーム得点はリーグ最高となりましたが、翌年は最低。

 

これを見ると確実な方法論ともいえません。

 

 

そもそも、打順決定までの材料が多くなればいいというものではないのです。
材料が多くなればなるほど、複雑な思考を重ねることになります。

 

複雑すぎることは、どこかにミスが紛れ込む可能性を上げます。

 

精密な機械やシステムの方がシンプルなものより不具合を、
発生しやすいものです。

 

 

結局、今までのセオリーを無視した打順で成功した例はあっても、
それは、定着せず、基本的なラインが変わらないということは、
これ以上工夫しても、得点力の上昇が見込めないものに、
労力を掛ける必要もない、ということなのかもしれません。

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