日本野球とセイバー理論

セイバーメトリクス入門〜アメリカ生まれの野球数理学

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日本野球とセイバー理論

日本におけるセイバーメトリクスの普及は、どういうものだったでしょうか。
まず、日本のプロ野球において、データ重視ということが言われ出したのは、いつごろでしょうか?

 

 

1990年代前半に、「ID野球」という言葉がマスコミを賑わせました。
ヤクルトの監督だった野村勝也氏が主張したものですね。

 

そして、「ID野球」は同時期のヤクルト黄金期と相まって、
野球をデータ分析するという考え方として浸透してきました。

 

 

確かに、データ分析を重視するということでは、
「ID野球」と「セイバーメトリクス」は共通項をもっています。

 

しかし、この「ID野球」は野村氏の経験や個性が前面に出たものであり、
いわゆる名人芸の域を出ていないものであったと思います。

 

 

データの評価は「読み」となり、野村氏以外にこれを継承した人は、
今のところ見つかりません。

 

「ID野球」の全盛期に野村氏より、
薫陶を受けたと思われる、当時の主力選手。広沢、池山、古田とも、
指導者としては、確固たる実績を上げるに至っていません。

 

 

私が仕事上で野球のデータ分析に(カスるように)関わったのが、
2004年のことでした。

 

このときに、この分野では、
パイオニアといえる会社の方と何度もお話をさせていただきました。

 

 

この会社で、野球分析のコンピュータシステムを開発したのは、
1995年ごろだと聞きました。

 

そして、このシステムを売るために、
プロ野球の球団へ、営業提案、システム提案に行ったそうです。

 

しかし、どの球団も話は聞いてくれない。

 

 

くしくも、アメリカでセイバーメトリクス理論の先駆者が、味わった、
苦難の道をなぞっていたわけです。

 

その中で、たった2球団が話を聞いてくれたそうです。ヤクルトとロッテです。
当時の監督は野村氏とバレンタイン氏。
(その後二人は、楽天と千葉ロッテの監督として、お互いの戦術について、
場外で舌戦を繰り広げますが)

 

 

私の少ない体験で断言していいのかという疑問も残らないではないですが、
日本のプロ野球の現場で「セイバーメトリクス」が、
一般化していくポイントは、1995年以降ではないかと推測しています。

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