先発投手の本当の実力とは?

セイバーメトリクス入門〜アメリカ生まれの野球数理学

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先発投手の本当の実力とは?

私の好きだった選手に昨年引退した元ロッテの小宮山選手がいます。

 

小宮山選手がコメントしていたことで記憶にあることが、
「投手の価値は防御率」というものがあります。

 

弱小チームだったロッテで勝てずにいた小宮山投手が吐いた、
血の出るようなコメントですが……

 

 

さて、本当に投手の価値。特に先発投手の価値とは何か?
ということを考えてみましょう。

 

セイバーメトリクスでは、
QS(クオリティ・スタートQuality Start)という指標があります。

 

 

メジャーリーグでは勝利や防御率よりも、
先発投手を評価する指標として使われています。

 

勝利というものは、味方打線との兼ね合いでどんなに好投してもつかないときはつきません。

 

 

防御率は勝利よりも投手の実力を評価する指標と言えますが、
塁にランナーを残して降板したときには、救援投手の出来、
不出来で自責点がついたり、つかなかったりと、不公平な面が無いではありません。

 

 

QSとは、先発投手の大事な役目として「試合を作る」という点に着目して
考え出されたものです。

 

先発投手が6イニングス以上を投げて、
自責点を3点以内で抑えたときに「QSを達成」したといいます。

 

 

そして全先発試合に対して、QSを達成した試合の占める割合を指標化して評価します。
それが、「QS率」といわれる指標になります。

 

 

2009年のパリーグの投手のQS率上位は、
ソフトバンクの杉内の69.2%、日本ハムのダルビッシュの65.2%、
同じく武田勝の65.2%が1位から3位でした。

 

セリーグがヤクルトの館山の74.1%、巨人のゴンザレスの69.6%、
同じくグライシンガーの64.0%が1位から3位でした。

 

 

ちなみに、小宮山投手が横浜へ行く直前の1999年のQS率が57%です。
ロッテの場合6回までに3点とられたらほぼ負けゲームでした。

 

当時のロッテ専用のQSとすれば、せいぜい6回1失点というところだったでしょうね。
なんせ、あのころのロッテは、最初の1点目のピンチから前進守備でしたから。

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